社員インタビューや顧客インタビューで、「相手があまり話してくれなかった」「回答が短くて記事にしにくい」と感じたことはありませんか。話し手が口下手だから記事にならない、というわけではありません。聞き方を変えれば、良いエピソードは引き出せます。
大切なのは、相手にいきなり上手に話してもらおうとしないことです。抽象的な質問ではなく、具体的な場面を思い出せる質問に変えるだけで、回答の深さは大きく変わります。
この記事でわかること
- 話し手が短く答えてしまう理由
- 良いエピソードを引き出す質問
- 沈黙を怖がらない取材の進め方
- 取材代行を使うメリット
なぜ話が広がらないのか
話が広がらない原因は、質問が大きすぎることにあります。「仕事のやりがいは何ですか」と聞かれても、すぐに具体的な話が出る人は多くありません。相手は正解を探してしまい、無難な回答になります。
代わりに、「最近うれしかった顧客の反応はありますか」「入社して最初につまずいた仕事は何ですか」と聞くと、具体的な記憶にアクセスしやすくなります。
良い話を引き出す質問の型
| 聞きたいこと | 避けたい質問 | 使いやすい質問 |
|---|---|---|
| やりがい | やりがいは? | 最近、誰かに感謝された場面は? |
| 成長 | 成長しましたか? | 入社当初できなかったことで、今できることは? |
| 社風 | 雰囲気は? | 困ったとき誰に相談しましたか? |
取材中に意識したい3つのこと
沈黙は悪いものではありません。思い出している時間を待つことで、具体的な話が出やすくなります。
相手の言葉を短く言い換え、「つまりこういうことですか」と確認します。
いつ、誰と、何が起きたのかを聞くと記事に使えるエピソードになります。
相談事例:回答が一言で終わっていたケース
ある採用インタビューでは、社員の回答が「楽しいです」「成長できます」だけで止まっていました。そこで、「楽しいと感じた最近の場面はありますか」と聞き直すと、顧客から初めて名指しで相談された話が出てきました。
最初は何を話せばいいかわからなかったのですが、具体的に聞かれると思い出しやすかったです。
このエピソードを中心に構成すると、「成長できる会社」という抽象的な表現が、読者に伝わる具体的な記事になりました。
注意点
話し手が口下手な場合、質問者が話しすぎるとさらに答えにくくなります。説明を短くし、相手の記憶を引き出す質問に集中しましょう。
よくある質問
Q事前に質問を渡した方がよいですか?
大枠は渡すと安心です。ただし、回答を暗記してもらう必要はありません。
Q話が脱線したらどうしますか?
脱線の中に良い話があることもあります。記事の目的に関係するかを見ながら、必要に応じて戻します。
まとめ:良い話は聞き方で引き出せる
話し手が口下手でも、質問を具体化すれば記事に使えるエピソードは見つかります。
- 抽象質問より場面を聞く
- 沈黙を待ち、言い換えて確認する
- 取材代行は話し手に合わせた聞き方ができる
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